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【SS】Eマイナーセブン(+5)

適当に書いた掌編小説です。よろしければどうぞ。

 もう三年前になる。
 友人と一緒にMバーガー渋谷店近くの牛飯屋に入ったときの話だ。
「......」
「......、?」
 店に入ると、時間帯リーダーらしきバイトが、いらっしゃいませの一言もなしに何もないところをにらみつけていた。
実はこのとき初めて牛飯屋というものに入ったのだが、牛丼屋と違って食券を買ってから店員に渡すと、注文の品が出てくるシステムになっていた。僕はそのシステムに習い牛飯セットを券売機で買い、席について食券を目の前のカウンターに置いた。
「......」
「......」
 店員は相変わらず隅を見ているだけで、何も行動をおこさない。
 店はその時混んでいた。客回りをよくするためにも早く食券を取り、オーダーを通すべきだ。なのにも関わらず、僕ら二人のところには店員は来なかった。
 もしかしたら、ここでは「お願いします」と言わなければオーダーを通してもらえない、ガンコオヤジが経営している牛飯屋なのだろうか。
「あ、あのぉ」
 吃音でもないのに、友人が緊張した声で店員に話しかけた。店員はやっとこちらのことに気づいたみたいだ。黙ってこちらに来て、友人の食券を取った。しかし僕のは取らなかった。僕はいまいちこういう店の雰囲気に慣れていないので、どうすればいいかわからなかった。
「......」
 店員は僕を横目で見ていた。明らかな上から目線を感じた。なにか怖かった。
 僕はなんのためかわからないが、勇気をだして食券を店員に突き出した、「お願いします」と。
「......」
 店員は奥へ行って二人前の牛飯を持ってきた。そのあと水も黙って持ってきた。
 その時になって初めて湧いた感情があった。ホピスタリティのかけらも無い! なんなんだこの店は。
 自分はその店員の目の前で牛飯に水と味噌汁をぶっ掛けて、そのまま店を出た。

 Eマイナーセブン(+5)とはそういう爽快感に満ち溢れている。

Comments:2

uhs 2009年12月 4日 00:34

味噌牛飯汁・・・

MaQee Author Profile Page 2009年12月 5日 01:13

>>UHSさん
98%ぐらい実話w

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